私は引退してから、5年近く毎日のように考えていました。
「私が本当にしたいことは何だろう」
「現役の頃のように、心から燃えるものは何だろう」
答えが出ないまま時間だけが過ぎていく感覚に、
どこか焦りと違和感を抱え続けていました。
様々な講演会に参加し、
いろんな人に会いに行き、
転職もしてみました。
自分の中から答えが出てこないのなら、
外から刺激を入れれば何かが変わるかもしれない。
そう思って、ひたすら行動し続けていました。
けれど、どれも一時的な結果は出ても、
その先の「未来」が見えてこなかった。
「今やっていることは、本当に自分にとって大切なのか?」
「このままの日々を送り続けて、私は満足できるのか?」
自分に問いかけるたびに、
心の奥から返ってくる答えは、いつも同じでした。
このままじゃダメだ。
行動を変えても、環境を変えても、
自分の中に変化が起こらないのだとしたら。
問題は「やっていること」ではなく、
自分自身の考え方や捉え方にあるのではないか。
そう思い、哲学や考え方に触れるようになりました。
しかし、どれもどこか表面的で、
自分を飾っているだけのような感覚が拭えませんでした。
「これは本質じゃない」
そう感じながらも、答えに辿り着けない日々が続きました。
そんなとき、私はある人たちと出会います。
約1ヶ月間、
その人たちの力を借りながら、
自分自身と真正面から向き合う時間を持ちました。
そこで初めて、
自分が本当に大切にしているもの、
そして「今すでに在るもの」に気づくことができました。
そして、社会人としての自分の強みを、
初めて明確に認識することができたのです。
現役時代は、
自分の長所を伸ばすことが当たり前でした。
それなのに、
社会に出てからは、なぜかその感覚が
ぼんやりと曖昧になっていたことにも気づきました。
私はすでに、
「今在るもので勝負できる状態」にいた。
それを活かすことで、
自分らしく在ることができる。
そう腑に落ちた瞬間でした。
そして長年悩み続けてきた、
「自分は何をしたいのか」
「現役の頃のように燃えるものは何なのか」
その問いの答えに、
ようやく辿り着くことができました。
全ては、最初から自分の中に在った。
ただ、
それにまだ気づけていなかっただけだった。
どのようにして気づけたのかを次に説明しようと思う。

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